会頭挨拶


会頭 高橋啓2017年秋、第37回日本川崎病学会学術集会を主催させて戴くことになりました。一つの疾患について熱い討論が交わされる、この歴史ある学術集会をお世話させて戴くことは大変光栄なことと存じております。
本会が開催される2017年は川崎富作先生のご報告後51年目にあたります。半世紀を経た川崎病ではありますが、川崎病研究者の懸命の努力にもかかわらず原因はいまなお不明なままです。さらには、川崎病発症患者は毎年増加の一途をたどっています。増加し続ける川崎病の謎を解く鍵はどこにあるのでしょうか。
急性期における免疫グロブリン経静脈的(IVIG)治療の有効性は確立されたとはいえIVIG治療に不応の患者が少なからず存在し、抗TNF-α療法、免疫抑制剤、血漿交換など様々な代替・追加療法を施しても心血管後遺症を残す患者が存在します。患者の重症度を早期に見極め、重症患者には手厚い治療が施される結果として合併症がゼロになる時が一日も早く訪れることが望まれます。
一方、疫学調査によれば川崎病既往者累計は33万人を超え、20歳以上の川崎病罹患成人者数は13万人に達していると推測されます。川崎病心後遺症を残した成人症例の長期的予後、管理のあり方も明らかにされなければなりません。
私達の願いは川崎病の原因を解明すること、根本的治療法を確立し合併症をゼロにすること、そして、究極的には予防法を開発し川崎病の発生そのものをなくすことにあります。この悲願は出来ることならば私達日本人の手で達成したい。そのために必要なのは日本川崎病学会の叡智を結集した最強のオールジャパンチーム作りです。
第12回国際川崎病シンポジウム開催の前年にもあたる本会ではわが国で実施されている共同研究に焦点をあて、世界へ向けた新たな情報発信のための礎になることを目指します。多くの川崎病研究者の方々がご参集下さり、新たな川崎病研究に挑戦していただけることを切望しています。

平成28年10月

第37回日本川崎病学会・学術集会 会頭 
東邦大学医療センター大橋病院病理診断科 
教授 高橋 啓 

Information

会期:2017年10月27日・28日
演題募集期間:
2017年5月15日〜7月17日

ご案内

開催事務局

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病理診断科

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